うれしく切ない

昨日お母ちゃんとお中元を買いに行きました。

わたしんちは、お中元お歳暮はもう何十年も前に止めてしまったので実家の分を。


それで行きの車の中でお母ちゃんが

「もう、あんまり長生きはしたくないわ。」

なんて、さみしいことを言うのです。

最近はそんなことをちょくちょく言うのですよね。

そして、昨日はその次に

「でも、これまででひーちゃん(わたしのこと)みたいないい子ができたことが一番よかった。

あんたみたいな子は他にはおらん。」

なんて言うのですよ。

親バカなお言葉であることはじゅうじゅう分かっていますが、これが若いときのお母ちゃんから聞くのと今、お互いに歳をとって聞くのとでは、ちょっとぜんぜん違う感じで、ほんとうにうれしくて、そして、その半面切ない気持ちになりました。


でも、お母ちゃんのその一言だけで、わたし、この世に生まれて来て良かったな〜と思うのでした。

他の人にどう思われようとも、お母ちゃんがそう思ってくれてると思うだけでそれで全部が許されたような、そんなありがたい気持ちになるのです。

思えば、わたしはこれまで両親に怒られたこともなく、いつもほんとうに大事にしてもらって来たと思う。

それだけはほんとうに感謝しかないな〜。

こんなことを書くと恥ずかしくもあるけど、ことあるごとに「あんたは賢こてなんでもできる」と言ってくれて(これを言われると、無意識にだましているようで超心苦しい。笑)、いろんな人と撮った写真を見せると「ひーちゃんが一番キレイや」と言ってくれる(これまたもちろん大きな間違いであるのに。笑)。

そんな褒め言葉を半分は冷静に受け止めて、残りの半分はそう言ってくれる事自体に感謝するのでした。

でも、わたしはたぶんずっとそんなふうに褒めて育ててもらってきたのです。

そして、わたしもそんな両親にほんとうは恩返ししたいことがいっぱいあったのだけど、この年になっても結局なにもできていないようで情けなく思う今日この頃。

まだ、遅くないことを願って最後まであれこれやって行きたいと思う。


近頃は両親もほんとうに年をとったなと感じることが多くなって、ふとしたことがきゅんと切なく感じ、夕べはお母ちゃんの言葉を思い出してなんだか泣けてしまいました。

ここ数年は、とにかく日々穏やかに今のままでできるかぎり長生きしてほしいと、両親の顔を見るたびに思います。

これ書いてても、なんか泣けてくるな〜。



今日はちょっとしんみり〜でごめんなさい。


ではではまたね♡





シャンティーのイラストレーション通信rararashanty

シャンティーオリジナルのイラストレーション作品と日々の出来事

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