イラスト「視線を感じて」
うちのすぐ近所に真っ白いきれいな2匹のネコがいました。
もう、何年も前になるけど、その2匹はいつも仲良くお家の塀の上に乗って高いところからわたしたちの様子を眺めていました。
2匹とも首輪をして頭のてっぺんの毛がちょっぴり立っていて、2匹は絶対に兄弟か姉妹だというのがわかるほどそっくりな顔と毛並みでした。
大事にされているんだろうなって一目で分かる感じです。
それがいつのまにか1匹になっちゃって、今は1匹で塀の上にいます。
今思うと、2匹でいたのは、ほんの1〜2年くらいだったのかな?
新しい誰かとの出会いはないのかな?
と、よけいなお世話なことを考えてしまうわたしです。
さらりと切ない話でごめんなさい。
でも、動物たちも強くたくましく生きているのだと尊敬しちゃいます!
さて、今日のイラストです。
タイトルは「視線を感じて」です。
植物図鑑を片手に写真を撮ろうと出かけた紳士は
ふとうしろに視線を感じました。
振り返ると大きな婦人がいてその肩には真っ白い猫がいました。
視線はその猫のものでした。
声も出さずに紳士を振り返らせた猫は
ただじっと目を合わせるだけでしたが
その紳士のことがとても気になるようでした。
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