イラスト「ひとり」
今日のイラスト「ひとり」
ここは地球のある銀河ではないまた別の銀河の中のとある星。
人間と良く似た彼は宇宙船をつくる技術者です。
1番目の太陽と2番目の太陽がのぼる空を見る彼の目には
小さなキラキラがいつも見え
ぼんやりそれのひとつひとつに目をやりながら
まだいまいち、いいや全くと言っていいほどわからない
宇宙の中の自分のことを考える。
そんなとき彼はいつもひとり。
吸い込まれそうな空、それに続く宇宙…
この世界はどんなように見えてもたぶんわたしはひとりぼっちなんだと
静かに考えるのでした。
だけど、それを考える時、
さみしいとかかわいそうとかは忘れてる。
静かにひとり、それはただそれだけのこと。
宇宙船で遠く違う場所に行ってもきっと変わることのないだろう感覚。
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